生きてるだけで丸もうけ

大腸のない男です。

大腸ガンの手術を受けて今日で丸3年と1日。
大腸を全部取ってしまったので、大腸のない男になってしまいました。
その当時は、もう何年も生きられないかもしれないと思っていたけど、3年を無事クリア。
今のところ転移再発してないので、まだ生きられそうです。

3年前はガンになったことを誰にも知られたくなくって、入院中も仕事で長期の出張に行っているとウソをついていました。

退院後も、10kgくらい痩せた姿を見られた時も、ダイエットを頑張ったとアホみたいなウソをついていました。

僕は、仕事のほとんどが請負の仕事なので、ガンということがわかると仕事が来なくなってしまうんじゃないかと思ってたんです。

でも、だんだんとウソをついていることが心苦しくなり、いつの頃からかガンだったことを白状するようになりました。

今ではブログにもガンのことを書くようになってしまいました(笑)

「あいつはガンだから仕事を頼むのはやめよう」と思う人がいたら、そんな人の仕事は受けなくてもいいと思うようになれました。

 

ガンになってから思うことは、人間はいつ死ぬかわからない、だから1日1日を精一杯大切に生きようということです。

残りの人生、世の中の役に立つように生きたいなと思う今日この頃。

生きているだけで丸もうけですよね。

 

あれからもう3年経ったんだと思うとともに、入院中にお世話になった笑顔の素敵なあの看護師さんは、どうしてるかな?元気に頑張ってるかな?と思う手術から3年と1日の夜。

 

The following two tabs change content below.
昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

最新記事 by 渡邊 嘉久 (全て見る)