魅力的なまちになるために

魅力的なまちになるために

先日、ある人と話していてまちづくりの話になった。

その人は生まれ育ったまちに愛着があり、そのまちがもっと魅力的なまちになってほしいと思っている。

その人の思うこと、僕の思うこといろいろ話しました。

こういう話するのけっこう好きなんです。

魅力的なまちづくりとは?

言い古された言葉かもしれませんが、まちづくりは人づくりに尽きると思います。

どんな人をつくっていくのか?

自発的に行動し続けられる人を数多くつくっていくことだと思います。

例えば、お店を経営している人ならば、お店で扱う商品やサービスに関する講座を定期的に開催するとか、企画展のようなものを定期的に開催するとか。そういうことが自発的にできる人。

飲食店ならばお酒やワインの講座を開催してみるとか、料理教室のようなものを開催してみるとか。そういうことが自発的にできる人。

街のイベントにしても、たとえ小規模であっても新たなイベントを立ち上げられる人。

既存のイベントであっても、そのイベントを進化させられる人。

自らの頭で考えて、何か新しいこと、何か面白いことを生み出せるような人がいれば、きっとそのまちは面白くなる。

それと忘れてはならないのが、こまめな情報発信。

イベントのことや商品のことはもちろんのこと、店主やそこで働く人の人柄が伝わるような情報の発信を続けていくことが何より大事だと思います。

情報発信を続けることによって、そのお店の店主やそこで働く人のファンになってくれる人も現れてくるはず。

お店のことを発信することによって、お店そのものを魅力的なものにしていこうという思いをもつようになり、魅力的な店づくりに向けてなんらかのアクションも起きてくるのではないでしょうか。

お店をやってない個人の場合でも、場所を借りて何かアクションを起こすことは充分可能だと思います。

映画館があったらいいと思う人ならば、場所を借りて、10人20人の小規模な自主上映会を開催し続ければ、映画文化が醸成されいつかそのまちに映画館ができるようになるかもしれない。

将来的に何かお店をやってみたいと思っている人は、軒下を貸してもらえるような理解ある人を探し週末ごとに軒下ショップを開催していれば、将来お店を持つことごできるかもしれない。

小さなことでいい、自分にできることをやり続けること。その情報発信を続けることで、何か面白いことができるはず。

面白くない、あれがない、これがないと言う前に、自分にできることをやり続ける。

人柄が感じられるような情報発信をし続ける。

アホになって何かをやり続ける。

アホになって自分をさらけ出すような情報発信をし続ける。

そんなことをする人の数に比例して、そのまちの魅力は増していくんじゃないかと思うのです。

自分の頭で考えて、自らアクションを起こせるアホになれる人間を作り出していくことがまちづくりには必要ではなかろうか。

アホやけどアホをさらけ出せないアホの戯れ言でした。

個人的には、戯れ言を黒板に書く人が増えると面白いと思うんですけど。どない?

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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