ハチドリのひとしずく
ハチドリのひとしずく読了
ハチドリのひとしずくは、ちいさな力の大切さを教えてくれる
南米アンデス地方の古くてあたらしいお話です。
森の火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。
先日あるセミナーに参加したら
話の中で「ハチドリのひとしずく」という本を紹介されてました。
ちょっと興味があったので、その場でアマゾンで検索してみたら面白そうじゃありませんか。ちょうど古本で送料込みで500円くらいの出品があったので、セミナー中に話を聞きながら注文。
ハチドリのひとしずくの民話は10ページあまり文字数にして200文字くらいの絵本。
その後に、解説のような文章が1500文字くらい。
そして、さまざまな活動に取り組んでいる人の紹介が16人。
全部で80ページあまり。
あっという間に読めてしまいます。
「金の鳥――クリキンディ」について
ぼくと仲間たちは、クリキンディのお話を南米のアンデス地方に住む先住民族キチュアの友人アルカマリから聞いて、強く胸を打たれました。そして、ぼくたちにできることはいったいなんだろう、と考え始めました。最初に思いついたのが「そうだ、このハチドリの話をひとりでも多くの人に伝えることならできる」ということでした。それからぼくたちは、ひとりひとり色々な機会にこの話を語り伝えてきました。そんな思いのひとつひとつを、いまこうして一冊の本としてまとめることができました。
この物語の続きを描くのはあなたです。
この本を読んで、僕は思わず自分が取り組んでいる長浜漆プロジェクトとハチドリの姿を重ねてしまったのです(笑)
漆の木を植えて何になるんだ⁉︎と思う人もいるかもしれないけど、僕は僕にできることをやっているだけなんです。