竹中大工道具館
新神戸駅の近くにある竹中大工道具館に行ってきました。
大工道具などの展示がありなかなか見応えがあると聞いていたので、いつか行ってみたいと思っていたのです。
ちょうど企画展として開催中の日本伝統工芸木竹展も鑑賞することができました。
人間国宝の先生方の作品をはじめ見応えのある作品の数々。
どうしたらこんなことができるんだろう?と考えてみたり、素晴らしい技術やデザインのセンスに感心したり、自分の創作意欲が大いに刺激されました。
地下には常設展で大工道具の展示や木工の継手や仕口、組手などが展示されています。
僕も漆塗りの仕事をしているので、木工は自分の仕事にも関係するし関心のある分野。
大工道具の展示では、多種多様な道具に興味津々。
木工の継手、仕口、組手の展示は実際に手にとってその仕組みを確認することができる。
継手をバラそうとしてもなかなかバラせないものも。
よくぞこんな複雑なもの考えついたものだと感心しきり。
昔の工人達の知恵に感服です。
木工に使うさまざまな樹種の木の展示もあります。
いろいろな木のカンナ屑の匂いを嗅げる展示もあり、木によって違う匂いを楽しむことができます。
個人的には、やっぱりヒノキの匂いが好きかな。
ヒバもいい匂いごするけど、ちょっと匂いがきついかな。
木工や日本建築に興味のある人にはたまらない展示になっていると思います。
竹中大工道具館、老いも若きもなかなかに楽しめる場所。
おすすめです。
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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。
漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。
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