僕と写真とローカルフォト

僕と写真とローカルフォト

長浜ローカルフォトアカデミーというのに3年前から所属していました。

長浜ローカルフォトアカデミーというのは簡単に言うと長浜市が主催していた写真教室のようなものでして、写真家のmotokoさんの指導を受けながら写真を通して長浜市の魅力を発信していこうという取り組みでした。(僕の個人的解釈です)

僕が、この長浜ローカルフォトアカデミーに参加したきっかけは、上手に写真が撮れるようになりたいと思っていたからなんです。

 

3年前は、まだギャラリー八草をやっていました。

ギャラリーの仕事を通じて情報発信の重要性と必要性を身にしみて感じていたのです。

ギャラリーの情報発信は写真と文章。

それまでから企画展のダイレクトメールは自分で写真を撮って自分でパソコンでデザインし、webで印刷会社に入稿して作っていました。

最初の頃はホワイトバランスも知らない状態で、青っぽくなってしまった写真に悩みながら、使い慣れないphotoshop とillustrator をなんとか使ってDMを作っていました。

写真は、ひとつのDMを作るのにああでもないこうでもないと言いながら光の当て方や構図を変えながら何百枚も撮影して、その中からどうにか使えそうなものを選んで使っていました。

なかなか思うようなものは作れなかったんですけど、お客さんに褒めてもらったり作家さんにも喜んでもらえたりするとDM作りも面白いもんでした。(作家さんに怒られたこともありましたけど)

しかし、やっぱりプロが撮影した写真とは違うわけです。

プロが撮影した上手な写真は想像力を掻き立てられるというか、写真に写っていないなにかを感じるわけです。

作品のブツ撮りを上手くなりたいという思いとともに、作品のストーリーを伝えていくために作家さんの仕事風景や人となりを伝えられるような写真を撮れるようになりたいと考えていました。

 

そんな時に、長浜ローカルフォトアカデミーの募集があり、応募したのでした。

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今から2年前にはギャラリー八草を閉店してしまったので写真を撮る機会は減ってしまったのですが、ローカルフォトアカデミーで学んだことにより別の目的で写真を撮る楽しみが生まれてきました。

 

まちの人たちの笑顔を写真に残したいと思うようになったのです。

昨年一年間自治会の役員をしていたこともあり、町内の行事があるたびに写真を撮るようにしました。

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敬老の日には肖像写真撮影会を開催し、普段写真を撮られることが少ない高齢者のポートレートを撮影しました。(遺影にも使ってもらえるようにというのは内緒です)

 

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1月にあった自治会の総会では、一年間撮り貯めた写真をスライドショーにして見てもらったところ好評で参加者の方が笑顔になったのです。

そのとき思ったんです、日常の笑顔を写真に撮ることによってまた笑顔が生まれるんだって。

そんなこともあり、これからもまちの人々の日常の笑顔を写真に撮っていきたいなと考えています。

 

長浜ローカルフォトアカデミーとしては昨年度で終了したのですが、今年度からは長浜ローカルフォトとして長浜のまちの魅力を発信しています。

僕も懲りずに参加してます。

長浜ローカルフォトというFacebook ページがあるのでぜひご覧ください。

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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