迷子のコピーライター読了

迷えるコピーライターの日下慶太さんにお会いしたのは、長浜ローカルフォトアカデミー写真展のトークイベントがあった日の夜だった。

昼間のトークイベントには仕事の都合で参加できなかったが、夜の懇親会には参加した。

その懇親会で日下さんとお会いした。

日下さんはトークイベントのゲストスピーカーだったのだ。

その懇親会で日下さんから著書を購入した。

ちょっと酔っ払ってから本を購入したので、翌日には本の存在を忘れていた。

本の購入から2ヶ月ほど経過したつい先日、ひょんなことから本の存在を思い出し、そして読み始めた。

ひょんなこととは、突っ張り棒のポスター話題になっているというニュース。

突っ張り棒を作っている会社の社長がツッパリ女番長に扮して突っ張り棒の使い方を指南するポスターだ。

そのポスターを作ったのが日下慶太さんだ。

本のタイトルは「迷子のコピーライター」

前半は、学生時代の旅の話から始まり、就職してからの仕事のこと、病気のこと、身内との別れなど自伝的な内容。

後半は、ポスター展を始めるきっかけとなったことや各地のポスター展のこと。

2ヶ月近く積ん読状態だった本も、読みかけたらいっきに引き込まれてあっという間に読み終えることができた。

前半の自伝的な内容を読み進めるうちに、日下さんの印象はお会いしたときとは大きく変わっていった。

正直言って最初の印象は、なんかチャラそうなにいちゃんだった。

本を読むとそんな印象が間違いだったことがわかる。

やっぱりこれからの時代はアホになること。

アホになって自分をさらけ出すことにより新たな道が開かれる。

そんなことをこの本から教えられたような気がする。

おもしろい✖️社会にいい✖︎自分にいい✖︎自分にしかできない

このフレーズは、激しく変化する今の時代を生きていくための大事な視点だと思う。

この本は、広告業界の人とか商店街の関係者とか商店のおっちゃんとかはもちろんのこと、ワクワクするような仕事をしたい、ワクワクするような人生を送りたいと思う人は是非読んでみるべきだ。

個人的には、毎日書いている黒板を もっとおもしろく もっと社会のためになることを書いていこうと思わせてくれたのでした。

日下さんのサイン入りの「迷子のコピーライター」大事にしよう(笑)

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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