椀と碗
椀と碗という字がある
椀は木へんに宛
碗は石へんに宛
宛はエンあるいはオンと読み
意味は、まがる、かがむ
人がまるく体をくねらせたさまからきているそうだ
ということで 丸いものの意味もある
椀は木へんに宛で木でできた丸いもの
すなわちお椀
漆器は一般的に
木地に漆が塗られているので
お椀
![](https://urushibaka.com/wp-content/uploads/2017/06/20170610-001032-1024x683.jpg)
石へんの碗は
石でできた丸いもの
すなわち陶磁器
お茶碗は碗で
普通はお茶椀とは書かない
飯椀の場合は木へんも石へんも使うが
僕は木へんの飯椀を奨励している(笑)
汁椀は木へんの椀一択
最近は漆器でも
プラスチック樹脂に漆を塗ったものや
木粉を石油系の樹脂で固めたものに漆を塗ったものも多く
そういう場合は
石へんの碗の方がふさわしいのかもしれないが
椀として売られているようだ
ちなみに
つくりが宛の漢字は他にも
腕、捥、惋、蜿、などなど
変換には出てこなかったが
金へんに宛という字もある
これは金属製のワンだ
ということで
ダラダラ書いてしまいましたが
ご飯は飯椀で
味噌汁は汁椀で
漆塗りのお椀をどんどん使いましょう
というブログでした
![](https://urushibaka.com/wp-content/uploads/2023/01/IMG_5462-1024x872.jpeg)
喜びのある心豊かな暮らしに
常に喜びに溢れる常喜椀をどうぞ