うるしってどうやって採れるの?

うるしバカ日本一を目指しているなべです。

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うるしはどうやって採れるの?

うるしは漆の木の樹液です。

漆の木の表面に傷をつけるとその傷口から樹液が滲み出てきます。

それが漆です。

 

7年前に日本産漆の最大の産地である岩手県二戸市の浄法寺に一週間漆掻きの勉強に行っていたので、その時の写真を使って漆の採り方を説明します。

 

ちなみに、漆の木から樹液を採取することを「漆掻き」(うるしかき)といいます。

まずは、漆掻き専用の鎌で木の表面をきれいにします。

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次に、カンナと呼ばれる刃物で溝を切ります。

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しばらくすると、溝を切ったところに乳白色の漆の樹液が滲み出てきます。

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滲み出た樹液をヘラを使って掻きとります。

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ちなみに、樹齢10~15年くらいの漆の木から1年間に採れる漆の量は200cc程度といわれています。
漆掻きのシーズンは6月から10月頃で1シーズンで漆を取り尽くしたら、その漆の木は切り倒されます。

漆塗りの職人で漆掻きを勉強に行く人間もたまにいるらしいですが、ちょっと変わり者が多いようです。

一応これで僕もうるしバカを名乗る資格ありと思ってます。

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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