黒板のこと その1

漆に魅力を伝える漆塗り職人うるしバカの渡邊嘉久です。
僕のFacebookやTwitterをご覧いただいている方はご存知だと思いますが、毎日黒板に戯言を書いています。

 

なぜ毎日黒板書いてるの?と尋ねられることことがあります。
簡単に言うと「俺もまだ生きてるんだぞ」ってことをささやかにアピールするためです(笑)

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ことの発端は、一昨年の8月(2016年8月)
その当時はまだ長浜八幡宮前でギャラリー八草をやっていましたが、毎日オープンすることができず、土曜日曜日だけオープンするという状況が続いてました。
平日にギャラリーの前を通る人にはずっと閉店状態の姿しか見てもらえない。このままではちょっとまずいな。閉店状態のギャラリーの前を通る人にも何らかのアピールをしたいと思ったわけです。

Twitterでフォローしている人のひとりに、東京西麻布のkisobarの木曽信介さんという人がいます。
木曽さんは毎日お店の前にある黒板にメッセージを書いていて、それが人気があるわけです。そして、その黒板の写真をTwitter でシェアしている。
ひそかに僕も木曽さんの黒板をTwitter で見ることが楽しみになり、東京に行ったらkisobarに行ってみたいと思うようになってくる。

木曽さんの黒板を真似しようと思ったわけです。

 

ネットで黒板を購入し、いざ黒板。
たかが100文字程度なのに黒板に書く文章が思い浮かんでこない。
書いても字が汚いので公開するのに気がひける。
でも、いい文章が書けるようになったら、字がきれいに書けるよになったらなんて言ってたらいつまでたっても書けない。
幼稚園児ならともかく50を過ぎたおっさんがそんなことを言ってるとそのうちに死んじゃいますからね。

開きなおって下手な文章でもいい、字が汚くてもいい、それが僕の本当の姿なんだからと黒板を書いてギャラリーのウインドウに置いて外からよく見えるようにしました。

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一番最初の投稿は2016年8月23日、エクスマの藤村正宏先生の言葉を拝借しました。
そして、その黒板の写真をFacebookとTwitterにシェアするようにしました。アーカイブのために無料ブログのAmeba Ownd にサイトを立ち上げ、そこにもシェアするかたちに。
最初のころは黒板の写真だけあげていたのですが、ある日自撮りで自分の顔もいっしょに入れたらFacebookやTwitterの反応がちょっとよかったんです。
それから自撮りで顔もいっしょにあげるようにしてます。
恥ずかしさもあったし、毎日毎日ウザい顔がタイムラインに出てきたら嫌われるのではと思うこともありますが、開きなおって嫌われたら嫌われたでまぁいいかと思うようにしてます。

 

昨年(2017)の3月いっぱいで長浜八幡宮前のギャラリー八草を閉店したので、3月28日からはからは渡邊仏壇店のウインドウに黒板の場所が変わりました。

 

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黒板のことは、もっと書きたい事があるので『その2』に続きます。

乞うご期待。

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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