漆黒

日本一のうるしバカを目指す男、うるしエバンジェリストの渡邊嘉久です。

漆というと黒をイメージすることが多いと思う。

漆黒(しっこく)という言葉もあるくらいだ。

しっこく【漆黒】

色名の一つ。黒漆塗りの漆器のように、つややかな黒色をさす。純黒(じゅんこく)と表現されることもあり、純粋な黒をさしている。「漆黒の闇」といわれるように、まったく光が存在しない世界をイメージしているのは「黒」と同じ概念だが、実際にあらゆる光を吸収する物質は存在しないとされる。ただし黒が概念にとどまっているのに対し、漆黒は漆器の黒という物質を提示しており、無彩色でありながら、光の反射による微妙な彩りを否定しない。論理矛盾ではあるが、想像力を感じさせる色名といえる。(コトバンクより)
                                   
漆黒の黒色は化学塗料ではなかなか真似ができないらしく、車の塗装の研究者も化学塗料を用いた車塗装で漆黒を再現するために漆の研究をしているそうだ。
呂色仕上げとよばれる最終的に鏡面のように磨き上げられた黒漆の塗膜は、艶やかさとともに吸い込まれていくような色の深みを感じる。
真塗りとよばれる(しんぬり)とよばれるマットな漆を塗ったままで仕上げたものも、まったく光が存在しない世界をイメージさせてくれる。
黒とひとくちに言っても塗り方や仕上げ方にって様々な表情を見せてる漆の黒。
艶やかさとともに吸い込まれていくような色の深み。
漆の魅力も漆黒のようにひじょうに奥が深い。
ちなみに黒漆は、漆に鉄分を混ぜることにより漆が化学反応を起こし黒くなったものだ。