余呉漆を復活させたい
滋賀県長浜市の北部に位置する余呉地区。
余呉では60年くらい前まで漆掻きが行われていた。
漆掻きとは、漆の木から漆の樹液を採取すること。
漆掻きのシーズンになると福井県から職人が泊まり込みでやってきて漆掻きをしていたそうだ。
余呉漆があったということを知ったのは今から7年ほど前。
余呉の人に話を聞いてみたり、植物に詳しい人と漆の木を探しに行ったり、なんとか余呉漆を復活できないかと模索してきた。
いろんな人にご協力いただき、昨年からその企みが前進してきた。
漆の木が見つかり、その地主さんからも漆の木を自由にしてもいいという許可も得られた。
今年取り組んでみたいことは、とりあえず1本の漆の木から漆の樹液を採取してみること。
今ある漆の木の子孫を増やしてみること。この2点。
これが現存する余呉漆の木。
人里に近いところに残っている。
この中の1本を漆掻きして樹液を採取しようと思っている。
右のほうに小さく写っているひこばえを無理やり引き抜いてきたのが下の写真。
ひこばえを無理やり引き抜いてきてプランターに植えてみた。
2週間ちょっと経過。下のほうの葉はすぐに枯れたが、上のほうの小さなは枯れずに徐々にではあるが育ってきている。
なんとか根付いて育ってほしい。
そんなこんなで余呉漆復活に向けて、少しずつ前進している。
協力いただける方が増えてきたのも心強い。
実際に漆掻きに着手するのは6月の中旬から。
またブログでも報告していきます。
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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。
漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。
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