麦漆

漆は塗料としての使い道の他に接着剤として使うことがあります。

接着剤として使うときは、小麦粉や米糊と混ぜて使います。

木部の接着や金継ぎ修理のような陶器の接着の際には小麦粉と漆を混ぜた麦漆というものを使います。

麦漆の作り方は、

小麦粉に少量の水を混ぜ、よく練る。

水で練った小麦粉と生漆を混ぜる。

生漆の量は適量。

漆の量が多いと乾くのはちょっと遅くなりますが、固まってからの強度は強いように思います。

ただ、接着面が空気に触れない状態になるため完全に硬化するには時間がかかります。

昨今は便利で強力な接着剤も様々な種類が販売されていますが、漆の接着力は何百年という実際の時間に証明されており、歴史の証明のある最も強力な接着剤といっても過言ではないと思います。

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。