金継

日本一のうるしバカを目指す男、うるしエバンジェリストの渡邊嘉久です。

 

金継(きんつぎ)ってご存知でしょうか。

金継とは、割れたり欠けたりした陶磁器をを漆で接着し、継ぎ目に金や銀などの粉で装飾する日本独自の修理法です。

 

20160206-233629.jpg

 

修理後の継ぎ目を「景色」と称し、破損前と異なる趣を楽しんだりします。

 

昔から茶道具などが破損した場合には、金継修理が施されてきました。

 

最近では、茶道具でなくても自分のお気に入りの器が破損した場合に金継で修理されるケースも増えてきました。

 

20160206-233554.jpg

 

金継で修理すると新しい器が買えるくらいかそれ以上の費用がかかる場合もありますが、思い出の品とか長年使ってきて愛着のあるモノの場合、費用がかかっても修理して使いたいと思われ方も増えてきてるようです。

最近では、金継講座も各地で開催されていて、壊れた器を自分で修理される方も増えてきました。

20160206-233614.jpg

The following two tabs change content below.
昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

最新記事 by 渡邊 嘉久 (全て見る)