祭屋台等製作修理技術者会研修会
祭屋台等製作修理技術者会の研修会に参加してきました。
場所は愛知県犬山市。
実は、平成26年度27年度の2カ年で犬山祭りの山車の漆工品の修復を手がけていたので、今回の研修会は是非とも参加したいと思っていまし。
祭屋台等製作修理技術者会とは国の重要無形民族文化財に指定されている祭の保存団体で構成されている全国山鉾連合会の中の部会で、祭に使われる山車の製作や修理に携わる技術者の会です。
山車の製作や修理に必要な木工や漆工、金工、彫刻、染織など多岐にわたる分野の技術者で組織されています。
私も会員の一人に入れていただいてます。
この祭屋台等製作修理技術者会は国の選定保存技術の保存団体に指定されており、年に2回研修会が開催されます。
研修の内容はさておき、この研修会に参加すると、開催地の方々はもちろんのこと、全国各地の山車祭関係者の方々の祭への熱き思いを感じることができるんです。
この熱い思いに触れることにより、自分の中に山車修復へのモチベーションが上がります。
技術を磨いて、関係者の方々に喜んでいただけるような修復をしようと思うんです。
今回の研修会の実行委員長の石田芳弘氏。
元犬山市長で衆議院議員もされていた方。
いい街にはいい祭がある。いい祭があるところはいい街になっている。
印象に残った言葉でした。
自分の仕事は、ただ山車を綺麗に修復するだけではないんだ。
山車を修復することによって、街の活性化に貢献するんだ。
そのことによって、そこに住む人々に喜んでいただく、笑顔になてもらう。
自分はそんな仕事をしているんだと思いを新たにした研修会でした。
いままで山車修復の分野で多くの実績を積ませていただいたおかげで、今年度も日本全国いやちょっと大げさでしたけど、滋賀県内を始め東海、北陸、近畿など各地から山車修復の依頼をいただいています。
来月になったら本格的に修復作業が始まります。さあ気合い入れて頑張ろう。
日本一のうるしバカを目指す男は、全国のまつりバカの方々の熱き思いに応えます。