ギャラリー八草ひっそりと移転オープンしてます

うるしの魅力を伝える漆塗り職人のうるしバカ渡邊嘉久です。

昨年の3月に長浜八幡宮前にあったギャラリー八草を閉店しましたが、今年の1月より場所を変えてオープンしました。

本業である渡邊仏壇店の一角にギャラリー八草のコーナーを設けてひっそりとオープンしました。

なぜひっそりかと言うと、店舗改装をしてギャラリーコーナを作ったものの商品がまだ十分でないかなという感じなのです。あしからず。

 

昨年の3月まで長浜八幡宮のすぐそばで八草(やつぐさ)という工芸ギャラリーをやってました。ギャラリー八草のこと

約6年間営業していたものの、諸般の事情から一旦閉店する事になりました。

 

その辺りの事情もブログに書かなければと思いつつ、なかなか書けないまま現在に至りました。

 

本業の漆塗りの仕事をやりつつ工芸ギャラリーの経営をしていく。

なんとかなるだろう、とちょっと甘く考えていました。

最初から儲けるつもりではなかったのですが、家賃とアルバイトの人件費ぐらいはなんとかなるんではないか。はじめは、自分がちょっと頑張って軌道に乗ったらアルバイトでも雇えばいいだろうと思っていたわけです。

本業の方の仕事も忙しく、思うようにギャラリーの仕事にエネルギーを注げなかったのですが、そんな状況の中でも自分なりに頑張って作家さんのところを訪ねたり、イベントを開催したりと、ギャラリーのベースとなる活動を少しずつではありますがやっていました。

そんな中、3年目を迎えた頃に、自分が病気になってしまったのです。

病気になった事についてのブログはこちらです。

幸わい再発や転移はなく現在に至っていますが、病気になる前のような体力気力が衰えたのは事実。

病気になる前は120%頑張っていたとしたら、今は80%くらいになってしまった感じです。

本業の漆塗りの仕事の方は、おかげさまで忙しい。

そんな状況の中、たとえ車で5分くらいのところといえども二つの拠点で営業しているのが負担になってきた。

お金がいることが増え経済的にも負担が増えて、これ以上赤字を垂れ流すのはちょっとまずいなって状況になってきたんです(笑)

そんなこんなで、一旦長浜八幡宮前の店は閉店して新しく出直そうと思ったわけです。2017年の3月のことでした。

それから約9ヶ月、やっと移転オープンできました。

本業の渡邊仏壇店を改装して、一角にギャラリーコーナーを作りました。

以前の八草は食器類が中心でしたが、再オープンした店はちょっと商品構成を変えていこうと思っています。

そのあたりはまた後日。

 

 

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昭和38年(1963年)滋賀県長浜市生まれ。 漆塗職人をやってます。お箸お椀から建造物の漆塗りまでオールラウンドにこなします。日本一の漆バカを目指し、日本初のうるしエバンジェリストとして漆の魅力を広く伝えていきます。

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